渡辺会長 第67回全日本ベテランテニス選手権大会 シングル優勝 |
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今年も10月10日より恒例の全日本ベテランテニス選手権が名古屋東山公園テニスセンターで始まりました。
今年は65歳以上複で南後・猪熊組、65歳以上単で以前から期待された近藤選手(39年)が予選を勝ち上がり本戦へ初出場されました。
35歳以上では昨年単で優勝した福永俊介君、それに75歳以上のシングルスでは、初参加ですが昨年全日本ローンで見事優勝され今大会で必勝を期す渡辺会長が出場ました。
第5シードの南後・猪熊組が2回戦で伏兵古田(元デ杯選手)・勝又組に第1セットを先取しながら、粘られフルセットで惜敗しました。 また35歳以上単福永選手(第2シード)も第1セットを取りながら 途中で肩を痛めスピードが急激にダウン。 フルセットに持ち込まれ足にも痙攣が来て惜敗。
近藤選手は1回戦中村靖之介選手に勝ちましたが、優勝した高田選手に惜敗しました。
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残るは75歳以上シングルスの渡邊会長のみとなり、皆さんの期待が集中する中 見事にその期待に応え優勝されました。 現役男子部の2部死守、 女子部の3部昇格に続く快挙で、10月23日開催される100周年祝賀式典に見事に花を添えられました。
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恒例の名古屋全日本テニス番記者 片岡洋一氏(35年)の記事のうち
渡邊会長優勝の記事のみを以下に掲載いたします。
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渡辺会長優勝!
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決勝の対戦相手は昭和27年我が神戸大学が全国制覇したときの慶応大学OBの南さん、53年目のリベンジの気迫がみなぎっている。 横浜からお嬢さん(関学OB)も駆けつけ、凌霜は石川さん、佐野さん、善野ご夫妻が応援席に陣取り、渡辺さんに気合を入れる。
東京では旧三商大戦、神戸では実行委員会があり、皆朗報を待っている。 いつもはレシーブサイドをとるが、今日はサービスを取った。南さんのサービス&ボレーを嫌ったようだが、いきなりのドロップショットを連発で決められ、応援席に不安がよぎる。ストロークでは明らかに渡辺さんが勝るが、試合巧者の南さんの駆け引きに渡辺さんも戸惑いながら辛抱強く広角に深いところに球を散らす。 |
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2−3とリードされたが、渡辺さんの逆クロスのフォアはさすがの南さんも追い込まれ、リターンかなわず、渡辺さんにもフォアのドロップショットがさえる。 6−3でファーストを先取。 南さんの「フォアの逆クロスはとれないよ」の泣き声に勢いを得た渡辺さんは容赦せずクロスにも鋭くエースをとりポイントを重ねた。南さんの前に出る作戦も渡辺さんの正確無比のパッシングに効を奏せず「相変わらずフォアハンドは手がつけられんな、完敗だ」と言わしめたフォアの豪打は見事だった。6−1で完勝。
現役では男子が2部残留を決め、女子が3部昇格したが、渡辺さんの75歳以上での勝利は創部百周年記念にすばらしい花を添えた。 神戸大学 テニス部に乾杯! |
上記の劇的な優勝に対し 渡邊会長より「感激の思い」と「謝辞」を載せて欲しい旨
ご希望がありましたので掲載いたします。
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兎に角100周年を目前にして、その前祝いをという自身を含め、全員の期待が極めて重いプレッシャーだった。
試合に出るのでもないのに、大阪から4人、名古屋はいつも通り一人、それに横浜から駆けつけた娘一人の
計6人の応援団をひきつれたプレーヤーは私ただ一人、決勝の相手の南さんは一人の応援もなく、此方と
何と言う違い!
神が「人の和」に微笑むのは自然のこと、南さんは寂しかったろう。いずれにせよ、皆さんの期待に応えられ、
なんとか義務を果たせて、嬉しいよりもホット一安心というのが真相。さああと一仕事、気合入れて頑張り
ましょう。
皆さん、本当に有難うございました。厚く、厚くお礼申し上げます。
(渡邊 記) |
渡邊会長の優勝に対するお祝いのメールの中で 徳田さん(35年)のメールをご紹介します。
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渡邊さん
全日本ベテランズ・シングルス優勝おめでとうございます。今日は午後2時から、23日の100周年式典・祝賀会を控えて、スタッフ連絡会議を現役生を含め30数人ではじめようとした時に このニュースが飛び込んできました。全員大拍手でお祝いをし、続いて佐野さんが優勝カップを持って到着されたので、カップを全員に回覧して喜びを分かち合いました。現役男子・女子ともに先日の入れ替え戦に快勝したのに続き、渡邊さんのオールジャパン優勝で、神戸大学のテニス部は先輩・現役ともに、勝利のムードに今心地よく酔っています。渡邊さん、心よりお祝い申し上げます。
片岡さん
連日の迫力あるレポート有難う。渡邊さんのオープンコートへの威力あるストロークが目に浮かぶようです。
パソコン・サイドで愉しく観戦させていただきました。
徳田 浩次
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